「五反田」駅、「大崎」駅で大規模な再開発

2014年4月掲載

工場の街からオフィスとタワーマンションの街へ

開発し尽くされたかに思える山手線沿線でも、大規模な開発が続いているエリアもあります。今回紹介する「五反田」駅と「大崎」駅がそれにあたります。特に「大崎」駅は山手線沿線の駅としてはめずらしい駅前に工場がある駅でしたが、工場がオフィスやタワーマンションに変わり、新しい都心として注目されています。

工業地域から超高層ビルが建ち並ぶ都会的な街へ

「五反田」駅はJR山手線、東急池上線、都営浅草線の乗換駅ながら、「レミィ五反田」以外に大型商業施設はありません。歩いている人も他の街からの来訪者というよりは、この街に住んでいる人、働いている人が多いように見えます。山手線駅でもややマイナーな存在です。

国道1号線沿いを西口の山手通りとの交差点から東口の高輪台へ向かう坂下まで歩きます。表通りは比較的大きなオフィスビルが並びビジネスエリアです。しかし、その裏手に回ると飲食店などが入る雑居ビルが目に付きます。この界隈は庶民的な雰囲気の繁華街が拡がり、夜も賑やかです。ところが商業エリアを抜けた先の坂道を登ると、まったく異なる風景が現れます。そこは大きなお屋敷が並ぶ高級住宅街になっています。五反田はこのように高級感と庶民性の二面性を持った不思議な街です。そして一度下って住宅地とは反対側、川沿いを大崎方向へ進むとかつて工業地域だった再開発エリアになります。

隣の「大崎」駅はどうでしょうか?現在は駅の改札からペデストリアンデッキで再開発地区へと直接繋がっていますが、以前は駅前広場もありませんでした。今では信じがたいですが、駅前の直ぐ近くまでずっと電機や化学等の工場敷地で、駅前でも街らしい街の様子はなかったのです。

街づくりに参加出来る都心居住の街

2駅間にある広い地域を20年以上かけて開発を続けてきた五反田・大崎エリアは、もはやオフィスビルとタワーマンションの街になっています

大規模開発が中心であったため、周辺の街路や目黒川沿いの遊歩道の整備も進みました。この地域では、地主企業や開発会社が率先してタウンマネジメントに協力していることも特筆されます。行政とも協力して「目黒川みんなのイルミネーション」など住民やオフィスの企業も参加するイベントも開催されています。

五反田・大崎エリアの開発のピークは越えましたが、これから開発される街区もまだ残されています。住民や関係者が協力してこれから創りあげていく街であることは依然変わりありません。10年、20年と街づくり、コミュニティづくりに参加する楽しみがある街と言えるしょう。郊外の大規模ニュータウンでは珍しくありませんが、都心エリアでこの様な事例はほとんどなくとてもユニークな存在と言えるでしょう。

参照サイト

0